競輪の車券における必勝法はあるのか?勝率を高めるポイントも解説

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競輪の必勝法を知りたい
絶対勝てる方法ってあるの?

競輪は公営ギャンブルです。公営ギャンブルの絶対条件は、公平性が担保されているかどうかです。公平性が担保されているということは、絶対勝敗が分かっているレースは存在しないということ。

つまり公営ギャンブルである競輪に必勝法は存在しません

と、言い切って終わりでは何の役にも立ちませんので、この記事では必勝法とはいえないものの、的中率や回収率を高める方法、また一部で必勝法ともいわれている「モンテカルロ法」に関しても解説していきたいと思います。

車券必勝はすべての競輪ファンの夢。そこにできるだけ近づけるような車券戦略を確立しましょう。

競輪に必勝法はない

最初にも少し書きましたが、競輪には必勝法は存在しません。絶対に当たる車券が存在するとすれば、それは八百長以外ありえません

八百長は公営ギャンブルにおいて絶対にあってはならないこと。万が一八百長を行う、八百長に加担するようなことがあれば、選手は資格の永久はく奪、関係者も懲戒免職は免れませんし、さらに法において厳正な処罰を受けることになります。

すべての選手・関係者もそこまでのリスクを冒して八百長をするとは考えにくいところ。絶対にあたる車券などは存在しないということは大前提として知っておきましょう。

的中率や回収率を高めることはできる

右肩上がり

必ず勝てる、必ず当たる予想方法はありませんが、そこを目指すためのコツや考え方は存在します

車券の成績を考える際ポイントは2つ。ひとつはどれだけ当たったかを見る的中率、もうひとつはどれだけ儲かったかを見る回収率です。もちろん両方同時に上げるのがベストですが、なかなか難しいところ。

そこで、的中率アップ、回収率アップのそれぞれに注目して率を上げるコツを考えていきたいと思います。

的中率を高める3つのポイント

的中率は車券の成績において重要な指標の一つになります。10レース買って7レース的中すれば的中率は70%。当然最大値は100%ですが、それが実現できれば必勝です。

100%は難しいまでも、できるだけ100%に近づけるのが理想です。その理想に近づけるためのコツを3つ紹介しておきましょう。

予想しやすいレースだけ買う

自動発券機※画像出典:サテライトこまつHP

的中率のポイントは当てることです。そうなるとポイントはレース選び。比較的予想のしやすいレースを狙って買うのが的中率を高める最大のポイントとなります。

どういったレースが予想しやすいかは個人差があるかと思いますが、基本的には堅いレースが中心となるでしょう。

堅いレースの堅い車券ばかりでは、当たっても勝てないと考える方もいるかと思いますが、多くのレースを予想していく中で、徐々に予想力も高まっていくもの。予想する地力がつけば、堅いレースに限らず自分が得意とする条件なら勝負ができるようになります。

まずは確実に的中を積み重ね、徐々に多くのレースで勝負できるようになりましょう。

当たりやすい賭け式だけを買う

ワイド01※画像出典:サテライト宇部

予想のしやすいレースを見つけたら、今度は当てやすい賭け式を選んで勝負しましょう。どの賭け式が当てやすいかというと、単純に車券の組み合わせ数が少ない賭け式が当てやすい賭け式となります。

参考までに9車立てのレースにおける各車券の組み合わせ数(的中確率)を紹介しておきましょう。

賭け式 組み合わせ数(的中確率)
2枠複 18通り(1/18)
2枠単 33通り(1/33)
2車複 36通り(1/36)
2車単 72通り(1/72)
ワイド 36通り(3/36=1/12)
3連複 84通り(1/84)
3連単 504通り(1/504)

単純な組み合わせ数だけで見ると、2枠複の18通りがもっとも組み合わせ数が少なく当てやすい車券となります。しかし実際にもっとも的中確率が高いのはワイド車券です。

ワイド車券は1~3着に入る選手2名を順不同で狙う車券。つまり1つのレースで「1&2着」、「1&3着」、「2&3着」という3つの目が的中となりますので、実際の的中確率は1/12。この車券がもっとも当てやすい車券となります。

賭け式に関しても経験で徐々に狙い方も変わってきます。多くのレースを予想していく中で、徐々に違う賭け式でも勝負できるようになりますので、やはり多くのレース予想を経験していくようにしましょう。

買い目を絞りすぎない

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最後に買い目点数に関してです。こと的中率を意識するのであれば、無理に買い目を絞りすぎないのもポイントとなります。

買い目が多いと感じ、最後に切った買い目が的中買い目ではせっかくの的中率狙いの意味がありません。最悪トリガミ(的中しても収支がマイナスになること)になることも覚悟して、ある程度手広く狙って、まずは的中させることを意識しましょう。

回収率を高める3つのポイント

JAPANYEN03

競輪をギャンブルと考えれば、ある意味的中率よりも重要なのが回収率です。的中率70%で回収率105%よりも、的中率10%で回収率110%の方が「儲かっている」のは間違いありません。

回収率を高めるコツは、的中率を高める以上に難しい部分もありますが、意識しているだけでも数字は向上するかと思いますので、意識的に回収率アップを目指していきましょう。

トリガミにならないように気を付ける

計算

的中率を高めるためには、トリガミはあまり意識しないようにと書きましたが、回収率を意識するのであればトリガミはぜひとも避けるようにしましょう。

回収率は投資金額に対しどれだけプラスが出たかが問われる数値です。回収率100%であれば、投資金額と払戻金額が同額ということになります。目指すのは当然100%超えですので、買った時点で回収率100%未満が決まっているトリガミとなる買い目は避けるのがおすすめです。

買い目を極限まで絞り込む

考える

こちらも的中率とは相反する項目になりますが、回収率を意識するのであれば買い目はできるだけ絞り込むことが重要になります。

例えば3連単を100円ずつ10点購入し、その中の1点が3,000円の配当で的中したとします。この場合の回収率は1,000円賭けて3,000円の払い戻しですから、300%です。

しかしこのレース、買い目をさらに絞り込んで5点勝負にできれば、500円で3,000円の払い戻しですから回収率は600%となります。

車券は何点買っても、基本的に当たるのは1点のみです。回収率を高めるには、より高い配当を狙うだけではなく、賭け金を抑えることも重要になりますので覚えておきましょう。

穴車券も視野に入れて狙う

穴

回収率を高めるもっとも分かりやすい方法は、払戻金額を大きくすること。つまり堅い車券ではなく、穴車券を的中させることでしょう。

とはいえ穴車券ばかりを狙っていては、なかなか当てることができません。回収率を高めるといっても、当たらなければ0ですので、まずは当てることを意識しつつ、穴目の買い目を含めるようなイメージで狙うのがおすすめです。

モンテカルロ法について

モンテカルロ

ギャンブルの必勝法をネットで検索するとよく目にするのが「モンテカルロ法」というもの。これはもともとカジノなどのギャンブルで使われている方法ですが、基本的にはすべてのギャンブルに応用できる方法となります。

このモンテカルロ法の基本的な考え方や方法などを紹介しておきましょう。

プラス収支のタイミングでやめるので必勝法といえば必勝法

カジノ

このモンテカルロ法、究極を言えば「必勝法」です。それはモンテカルロ法で勝負をする場合のやめるタイミングが「勝っているタイミング」とされているので、当然モンテカルロ法を正しく利用できれば、必ず勝って終わっているということになります。

モンテカルロ法で勝てないということは、モンテカルロ法が成立していないということ。何やら少々ややこしいですが、つまることろモンテカルロ法をやり切ることができれば必勝ということになります。

肝心の方法ですが、カジノなどで利用する場合は「2倍法」と「3倍法」のどちらかを選ぶ形になります。競輪の場合は「3倍法」で考えていいでしょう。では3倍法の手順を紹介します。

①3つの数字を用意する

3つの数字は任意です。ただし一定の増加幅で増えていく数字を書きましょう。ここではわかりやすくするため「100・200・300」の3つの数字を書きます。

②左端と右端の数字の合計数を賭ける

最初のレースでは右端と左端の数字の合計数字(100+300=400円)を賭け金とします。賭けるのは3倍以上の車券。そして①の3つの数字に続いて、今回購入した金額を書き足しておきます。数列は「100・200・300・400」となります。

③外れたら②から繰り返し・的中したら両端の数字を2つずつ消す

400円の車券が的中した場合、「100・200・300・400」の数字を両端から2つずつ消しますので、この時点で数字がなくなり、モンテカルロ法は完了となります。

1レースで3倍以上の車券を400円購入して当てているわけですから当然プラスです。

外れてしまった場合は②から繰り返します。次の賭け金は「100・200・300・400」の両端を足した数字ですので500円です。また数列の右端に500を書き足しておきましょう。

④数字が残り1つもしくはなくなれば終了

モンテカルロ法の1セットは、最初に書いた数字がすべてなくなるか、残り1つとなった時点で終了です。この時点ではプラス収支となっていることがほとんどなので、その点では優秀な方法といえるでしょう。

実際1日全レース12レースでモンテカルロ法(3倍法)にチャレンジした場合を想定してみましょう。賭ける買い目はすべて3倍(配当300円)で固定します。

レース 数列(1=100円) 賭け金 結果 トータル収支
1レース 1・2・3 400円 -400円
2レース 1・2・3・4 500円 -900円
3レース 1・2・3・4・5 600円 -1,500円
4レース 1・2・3・4・5・6 700円 -2,200円
5レース 1・2・3・4・5・6・7 800円 的中 -600円
6レース 3・4・5・6 900円 -1,500円
7レース 3・4・5・6・9 1,200円 -2,700円
8レース 3・4・5・6・9・12 1,500円 -4,200円
9レース 3・4・5・6・9・12・15 1,800円 的中 -400円
10レース 5・6・9・12 1,700円 -2,100円
11レース 5・6・9・12・17 2,200円 的中 2,300円
12レース 9・12 2,100円 的中 6,500円

5・9・11・12レースの4レースで的中し、最終的なトータル収支は投資金合計14,400円に対し、払戻金の合計が20,700円で6,500円のプラス収支となっています。

的中率33%でプラス収支ですので、試してみる価値はある勝負方法といえるでしょう。

多くの資金と忍耐力が必要

大金

モンテカルロ法のデメリットは、忍耐力と多くの資金が必要になるということ。上の例では1日に4レース的中したケースにしてみましたが、配当300円の車券とはいえ1点で仕留める必要があります。これはそう簡単ではありません。

仮に1日12レース全て外れてしまった場合、11,400円のマイナス。これが2日分、24レース連続で外れてしまうと、賭け金の合計は34,400円まで膨れ上がります。

的中し、プラス収支になるまで続ける忍耐力と、それだけの資金力が必要な賭け方ということになります。

まとめ

ATM出金

競輪を予想する以上、誰でも必勝法を知りたいもの。しかしそんな都合のいい方法は存在しないというのが真実です。

予想をする際に意識したいのが的中率と回収率。ただし的中率ばかり考えてしまうと回収率が落ちますし、回収率ばかり考えていると、的中率が下がってしまいます。

車券は的中しないと回収もできませんが、それなりの回収率がないと的中させても意味がありません。どちらかに偏りすぎず、バランスのいい予想を心がけましょう

モンテカルロ法は、競輪でも利用できる方法ではありますが、途中でやめてしまうと必勝法にはなりません。試してみたいという方は、まずは少ない賭け金をベースに試してみましょう。また、プラスになった時点でリセットするようにすると長続きするでしょう。