「万車券ってどのくらい出るの?」
「万車券は狙って獲れる?」
競輪を楽しむのであれば、ぜひ獲ってみたいのが万車券。万車券とは、配当が100倍を超える車券です。競輪では車券の配当金を、100円賭けた時の払戻金で表記します。配当金の表記が10,000円を超える車券が万車券となります。競輪の万車券は約40%の確率で発生するとも言われています。
そしてこの万車券は狙って獲れます。
むしろ競輪の場合は狙わないと獲れないとも言い換えることもできます。この記事ではそんな万車券の狙い方や、万車券を狙う際に注意すべきポイントなどをまとめていきます。
せっかく勝負するなら大きく勝ちたいのは全競輪ファンの思うところ。そんな夢の万車券をぜひ狙って獲れるようになりましょう。
万車券の一般的な狙い方
競輪の万車券は狙って獲れます。むしろ狙わないと獲れません。例えば競馬。競馬の場合は競輪よりもレースに出走する選手(馬)の数が多く、そもそも万馬券の組み合わせが多くなります。
さらにレースをするのが人間とはコミュニケーションをしっかりと取れない馬ですので、予想外の展開、荒れ方をすることがあります。そのため偶然買った万馬券が的中するということも考えられます。
しかし出走する人数が少なく、しかも人間同士が争う競輪では、比較的予想通り決着するケースが多くなります。そんな競輪で万車券を獲るには、万車券になりそうなレースを狙って、万車券を意識的に狙って獲る必要があるわけです。
3連単を買う
※画像出典:サテライト宇部HP
競輪で万車券を狙うのであれば、賭け式は3連単一択です。万車券が発生するのは3連単がほとんどですので、狙うならこの賭け式しかありません。
3連単は1~3着までを着順通りに当てる車券。その分的中させるのは難しくなりますが、難しいからこそ万車券が狙えます。
3連単で狙う場合は、買い目点数をしっかりと把握するのがポイントとなりますので、自分が何点購入しているか把握しながら狙いましょう。
基本はスジ違い狙い
※画像出典:KEIRIN.JP【KEIRIN GUIDE】~ラインを読む~
競輪の車券にはスジ車券とスジ違いといわれる車券があります。スジ車券はレースが予想通りに運ぶと読んだ時の狙い方であり、配当の安い車券になりがちです。
予想通りの展開でレースが進むということは、そのレースは荒れないということ。荒れないのであれば万馬券は期待薄ということになります。
万車券になるようなレースは、予想外のことが起こるレースです。つまりスジ車券ではなくスジ違いの車券が発生するようなレースを狙うのが万車券狙いの王道ということになります。
総流しやフォーメーションで狙う
※画像出典:KEIRIN.JP【KEIRIN GUIDE】~マークカードの書き方~
3連単で車券を狙う場合、フォーメーションで買えるようにしておきましょう。万車券を狙うということは、比較的手広く狙う必要があります。つまり買う選手の数が増えるということ。
3連単で「ボックス買い」をすると買い目点数は劇的に増えます。手広く狙う万車券狙いとの相性はよくありません。
1人や2人といった少ない選手を軸に狙う場合は、相手を全通り抑える総流しもおすすめの買い方。3連単で1着を1人、2&3着を総流しにしても買い目点数は9車立てでも56点。5選手のボックス買い60点よりも少ない点数で狙えます。
これで1着に狙った選手が勝てば必ず的中しますし、人気薄の選手が絡めば万車券も夢ではありません。
万車券を買う際に気を付けるべき3つのポイント
競輪で万車券を狙う際の最大のポイントは、「万車券になりそうなレースを見極める」ことです。万車券が発生する確率が約40%だとすると、1日12レースで4~5レースは万車券が発生するという確率になります。この4~5レースを見極めるのが最大のポイントです。
競輪を1日楽しむのであれば、堅いレースは堅実な予想で確実に仕留め、万車券になりそうなレースに思いっきり投資するのがおすすめの狙い方。まずは万車券になりそうなレースを見極めましょう。
レースの見極めができているという前提で、そのほかに注意しておきたい3つのポイントを紹介しておきます。
買い目点数を絞りすぎない
万車券狙いでハズしてしまうケースでもっとも悔しいのが、「直前で外した選手が来て万車券」というケースです。車券を購入するときに、買い目点数を気にして買い目を絞りすぎると、こういった悔しい思いをすることになります。
万車券を狙っているということは、的中すれば100倍以上の払い戻しとなります。つまり100点以上買ってもマイナスにはならないということでもあります。
万車券狙いはハイリスクハイリターンを覚悟の上で狙いましょう。
トリガミに注意
上で紹介した注意ポイントと正反対に聞こえるかもしれないのがこちら。トリガミに注意というポイント。トリガミとは車券への投資金額よりも払戻金額の方が安くなってしまうケースです。
万車券は手広く狙う必要がありますが、手広く狙っている車券の中に、比較的人気サイドの車券が含まれるとこのトリガミが発生してしまいます。
万車券狙いの際のトリガミ対策は3種類。一つ目は「トリガミにならないように買う」という方法。
購入する予定の買い目すべてのオッズを確認し、もっとも安いオッズに合わせて点数を調整することで、どの目で当たってもトリガミは避けられます。この場合、トリガミの心配はなくなりますが、的中率という点で不安はあります。
二つ目は「トリガミなら仕方ないと割り切る」という方法。トリガミが発生しても、ハズれて払戻金0円よりもマシと考えることで、トリガミ自体を無視することができます。
最後に「そもそもトリガミになるような買い目を入れない」という思い切った方法も。徹底した穴狙いに振り切ってしまえば、もっとも安い配当でも万車券といった狙い方も可能。ここまで振り切ればトリガミが発生する可能性はなくなります。
いずれかの方法でトリガミに対する対応を決めておきましょう。
ハズれても気にしない
そして気持ちの面で重要なのがこちら。競輪のオッズは、ファンの投票数、投票金額によって決定します。つまり1番人気の組み合わせというのは、日本中の競輪ファンがもっとも「当たる可能性が高い」と思って購入している目です。
反対に言えば万車券は、その車券を購入しているファンが少ないということ。日本中にいる競輪ファンの多くが、「その車券は当たらない」と思っているから万車券になるわけです。
つまり万車券狙いとは、そもそもハズレても当然、ハズレる可能性が高いハイリスクハイリターンな狙いということになります。その狙いがハズレたからといっていちいち落ち込んだりショックを受けていては、競輪を楽しむのも長続きしません。
万車券狙いはハズレても気にしない。この感覚を持って楽しみましょう。
具体的な買い方
※画像出典:サテライトこまつHP
万車券狙いの基本や、注意すべきポイントを紹介してきましたが、ここからは具体的な買い方について紹介します。
まず大前提として、人気選手の信頼度がそこまで高くない、万車券が発生しそうなレースを狙いましょう。その上でどのように狙うか、買うかに関して解説していきます。
人気ラインに人気薄のほかライン選手を絡める
比較的万車券が発生しやすいのがこのパターン。どのレースでも人気のラインが存在するかと思います。この人気ラインの選手と、人気薄ラインの選手を絡めることで万車券が狙えます。
例えば人気ラインの先行選手と番手選手を狙いつつ、もう1人に人気薄ラインの、しかも三番手選手を絡める方法などで万車券を狙うことができます。
もちろんやみくもにどんなレースでもこの狙いでいいというわけではありません。人気薄ラインの三番手選手に魅力があるとき、人気ラインの強さが絶対には見えない時などに狙いましょう。
人気薄ラインに人気ラインの選手を絡める
最初のケースは人気のラインを中心に考えているため、的中しても万車券には至らないケースもあります。そこでより高確率で万車券になるケースも紹介しておきましょう。
それが人気薄ラインから狙う方法です。競輪はライン同士の力関係が予想にも大きく影響してきます。そのため人気薄のラインを中心とした車券は一気に配当が上がる可能性があります。
人気薄ラインの選手を軸に、人気ラインの先行選手、番手選手などを絡めるのはもちろん、人気薄ライン選手同士の組み合わせなども絡めると万車券の確率は一気にに高まります。
人気になっているラインに何かしら不安があるケース、人気薄ながら一発が期待できるラインが見つかったケースなどで狙いたい買い方です。
人気薄選手を固定して流す
思い切った狙いという点では、人気薄の選手を軸に据え、この選手を中心に車券を組み立てることで、万車券の可能性が高くなります。
単騎の選手や競りを表明している選手、切り替えが予想されるレース、さらに先行1車などで狙えるパターンの買い方といえるでしょう。
まとめ
競輪においてはもっとも買い目点数が多くなる3連単でも、最大で504通り(9車立て)です。一方競馬の3連単は最大で4,896通り(18頭立て)。この数字の差を見ても、競輪の方が的中自体は難しくないということが分かるかと思います。
的中が難しくないということは、それだけ万車券を獲るのが難しいともいえます。そのため、競輪の万車券は意識して狙わないと獲れません。
万車券を狙う場合は、何より万車券の出そうなレースを見極めることが重要。さらにトリガミを意識しつつも買い目を絞りすぎず、3連単でしっかり狙いましょう。
万車券を狙って外した時は気持ちの切り替えが重要。万車券なんてそうそう当たるものではないとあきらめて次のレースを目指しましょう。
万車券は一撃で数万円を手にできる夢の車券です。狙えるチャンスを見つけたら積極的に狙っていきましょう。